業 績 一 覧 表   
著書
『日本近世幕藩体制超克の法・政治思想 ―人倫的世界の法を軸にして―』
                          (ユニウス 2005・9)

論文など(掲載雑誌)

○ 奈良時代貴族論−大土地所有の展開について
    (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』第21号 1977年11月)

○ 名の初期の性格について−とくにその負担の性格 (関西大学大学院院生協議会『法学ジャー
 ナル』 第25号 1979年3月)

○ 日本律令時代の土地所有権について−とくに中田薫説と期待的所有権 (関西大学大学院院
 生協議会『法学ジャーナル』第33号 1982年3月)

○ 中国古代の礼法の変質
  (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』第34号 1982年12月)

○ 「壇」について 
    (『日本書紀研究第十六冊』1987年12月)

○ 戦国武家法成立についての一問題
  (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』 第58号 1991年2月)

○ 日本中世訴訟法における権原担保(一)   (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』
  第59号 1991年6月)

○  法思想史上の伊藤仁斎  
    (『ユステイテイア』第3号1992年2月)

○ 荀子 ―その法思想上の地位
    (『法の理論』第14冊 1994年)

○  林羅山の法・政治思想と幕藩体制(一) ―(研究ノート)日本法・政治思想史研究(一)
   (『書評』109号 1995年)   

○ 明治一九年・ノルマントン号裁判 
    (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』1995年12月)
       Normanton-case.pdf へのリンク 
 本論考は、雑誌掲載は1995年になるが、初稿は1992年であった。ながらくお世話になった海技大学校の教壇を離れた年である。海
難に係わる事件を扱った。領事裁判権の問題として有名な事件であるが、イギリスの日本法廷のものであって、領事による裁判では
なかった。日本人法曹や日本人法学部学生の注目するなかで陪審による刑事裁判が行われていた。この文では、後に「説示」と訳さ
れるinstructionと証拠の要約summing upをまとめたような書き方をしてしまっている。しかし、陪審が行われるためには、相当、厳格な
刑事手続きの歴史と整備、判事の習熟がなくてはできないことであることを知った。その意味で、陪審を「素人裁判」というのは、全く誤
解というより無知だと思った。
 従って、日本で、大正末に制定された陪審制は、「司法権の独立」というリーガル・プロフェッションたちによるイデオロギーを倒すた
めに原敬たちが制定したと三谷太一郎氏が言っている(蘆田「正義の学の終焉」)のは、全くの間違いであるというよりデマゴギーであ
る。リーガル・プロフェッションがいないところで、陪審はできないのである。そのことは、現在、アメリカの刑事事件で陪審トライアルに
かかる事件が事件総数の1%に過ぎないこと、そして、それでも陪審制を残しているという意味が判っていない、というより、そもそも陪
審制のこと、司法制度のことももご存知無いようなのである。三谷氏のことは別稿(「正義の学の終焉」)で少し論じている。
 気になるところもあるが、発表当時のものをリンクする。


○ 林羅山の法・政治思想と幕藩体制(二)―(研究ノート)日本法・政治思想史研究(二)
     (『書評』107号 1995年10月)

○ 一七・八世紀日本の法・政治思想−伊藤仁斎(一)―(研究ノート)日本法・政治思想史研究
 (三)
      (『書評』108号1996年4月)    

○(報告)1995年8月のルワンダ ― 挨拶を交わす人々
   (アフリカ平和再建委員会(ARC)機関誌『アマホロ』vol.9, 1995-10)

○(報告) ルワンダ・1995年8月
 (神戸山手女子中・高等学校『けんしゅう』23,1996-6)  をクリック

○ 一七・八世紀日本の法・政治思想−伊藤仁斎(二)―(研究ノート) 日本法・政治思想史研究
 (四)
      (『書評』109号1996年10月)

○ 丸山眞男と日本の「政治思想」
  (『季報唯物論研究』59号 1997年1月)
    kiho-maruyama.m.pdf へのリンク
   丸山真男氏が亡くなった1996年8月の暮れに、偶然に会った捧堅二氏の紹介で寄稿できた。いつも時期を逸している私にしては、
 珍しいことであった。このときも、やはり、丸山氏の主著は『日本政治思想史研究』で、『現代政治の思想と行動』は、時評風なものと
 いうという思いをそれほど変えられなかった。『現代政治の思想と行動』が出たときのジャーナリストへの影響力の大きさを語ってい 
 たことが、まだ判らなかった。そんなときの文章である。今、「丸山眞男のような思考」が見えなくなった時期、一方で、無謀な丸山真
 男批判が世評を負っているかのように出現しているとき、丸山真男氏という存在とその学問については、もう少し考え直さないといけ 
 ないと思う。


○ 「ひどさ」については,シバさんあなたも敗けていませんね。--『週刊朝日』はなぜ司馬遼太郎の
  講演記録を連載するのか
 (『書評』110号1997年4月)criticism-shiba-.ryo.pdf へのリンク

○ 一七・八世紀日本の法・政治思想−伊藤仁斎(三)―日本法・政治思想史研究(五) (『書評』 
  110号1997年4月)

○ 日本近世の刑事事件と法(一) : 春原源太郎博士旧蔵関西大学図書館所蔵尾張藩名古屋町奉
 行所関係文書の事件例をめぐって
  (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』第69号,2000年8月)

○ 日本近世の刑事事件と法(二) : 春原源太郎博士旧蔵関西大学図書館所蔵尾張藩名古屋町奉
  行所関係文書の事件例をめぐって
   (『法学ジャーナル』 70, 1-25, 2001-12

○ 日本近世の刑事事件と法 : 春原源太郎博士旧蔵関西大学図書館所蔵尾張藩名古屋町奉行
 所関係文書の事件例をめぐって
  (『法学ジャーナル』 71, 50-78, 2002-03)

○ 大久保利通と明治維新の思想
   (『法学ジャーナル』第72号, 89-152, 2002-11)

○ 日本統治時代前期の台湾刑事法
   (関西大学大学院院生協議会『法学ジャーナル』第74号,2003年11月)
   history-of-taiwan-law.html へのリンク 

○ 天津罪国津罪をめぐる問題
  (横田健一先生米寿記念会編『日本書紀研究 第26冊』 2005年10月刊)

○(書評) 藤本進治『認識論』
   (『季報唯物論研究』 (97), 112-115, 2006-08)fujimoto-epistemology.pdf へのリンク 
   復刻版の編集・解説をなさっていた山本晴義先生から、書評をやってくれないかと言っていただいた。敬愛する先生方のお仕事
   に関われるのは嬉しいことだったが哲学を専門になさっている方による書評を読みたいという気持ちもあった。本書第6章で「個別
   と一般とが結合しているもっとも単純な形のものは《典型》である」として典型について展開されている問題もその一つだった。
                                                                     (2013/05/27)
  

○吉本隆明「共同幻想論」についての困惑
    (『季報唯物論研究』 (102), 93-106, 2007-11)
    The-puzzle-of-the-Joint-Fantasy-theory.pdf へのリンク

○(研究ノート)本居宣長と上田秋成の『呵刈葭』論争 とくに音声と文字の問題
   ― あった不正音とつくられた正音 ―
  (『三重中京大学地域社会研究所報』第21号、2009、3)
   kakaika.pdf へのリンク

○ 裁判員制度とは何か ―日本国憲法上の裁判制度は「裁判をうける者」のためのものではな
 かったのか
  (甲南女子中学・高等学校『研究紀要』第30号、2009-6)
  the-administration-of-justice.pdf へのリンク
  the-administration-of-justice.html へのリンク

○ 人見絹枝 ―胡適が「眞東方之新婦人」と感嘆した女性 イェーテボリ・アムステルダム・プラ
 ハそして大阪市立運動場
  (甲南女子中学・高等学校『研究紀要』第31号、2010)hitomikinue.pdf へのリンク

○ 日本法制史学に対する誤解を避けるために
   ― 水林彪『天皇制史論 本質・起源・展開』(岩波書店 2006)に触れて ―
  (『古代史の海』第72号 2013年6月)kodaishinoumi-72.pdf へのリンク

○ 秦政明さんを偲ぶ(『古代史の海』第74号 2013年12月)mourning-for.mr.hata.pdf へのリンク

編纂協力

奥村郁三・薗田香融編『令集解(官位令・職員令)語句索引』(関西大学東西学術研究所研究叢刊
七 1990年3月

奥村郁三編著『令集解所引漢籍備考』(關西大學東西學術研究所研究叢刊 ; 14)関西大学出版
部, 2000

中京大学社会科学研究所台湾総督府文書目録編纂委員会(檜山幸夫代表)編
『台湾総督府文書目録』第1巻(1994年1月)〜第14巻(2003年08月)ゆまに書房

研究発表
1979年12月 律令時代の土地所有権               日本書紀研究会
1981年10月  中国礼制の日本律令における受容について   日本書紀研究会
1982年12月  治部省の成立について                日本書紀研究会
1984年4月   日本中世訴訟法における権原担保について
                    法制史学会第36回総会 (報告要旨は『法制史研究』35参照) 
1985年10月 日本中世における債権譲渡
                    法制史学会第33回研究大会 (報告要旨は『法制史研究』36)
1986年7月    荀子の礼論                    第338回法理学研究会
1987年12月   社について                日本書紀研究会
1988年9月    戦国武家家法の一問題         法制史学会近畿部会
1988年12月   内廷と外廷                         日本書紀研究会
1989年 5月   内廷・外廷再論                      日本書紀研究会
1990年 6月   日本中世における身分の問題ー百姓・下人     第1回日本法制史研究会
1990年7月    日本中世末期に於ける訴訟の変質          第2回日本法制史研究会
1990年9月    法思想史上の伊藤仁斎                 第381回法理学研究会
1990年12月   宗廟制について                        日本書紀研究会

その後の口頭報告については、未記載